今日始めてどんぐりたちが自転車に乗った。勿論補助輪を外してである。そして二人ともである。
少し前から「そろそろ練習させんとな」とは思っていた。ペダルのない自転車は自由自在に乗れ、また補助輪つきの自転車もたまに乗るようになっていた。ペダルのない自転車は足で「走りながら」乗るのであるが、見ていると十分に助走して足を上げて(余裕の姿勢と顔つきで)乗ったりしているので、多分バランス感覚は既に身についていると思われた。
そうはいっても自転車は自転車。ペダルでこぐ事に慣れておらず、恐らく少し時間がかかるであろう、しばらくはちゃんと練習に付き合ってやらなくては、乗れるようになるまで何回も転ぶだろうな、などと父ちゃんは覚悟していた。
天気の悪い日曜日であったが、近くの公園で「まずは試し乗り」のつもりで練習を始めた。どんぐり姉の「やや」もアシスタントとして連れてきて4人で特訓である。
まずはえゆから(かゆは今日は下痢気味でもう4回もパンツを履き替えており不調なのだ)。
ややが4歳の時に初めて自転車を乗った時と同じ要領でレッスン1は「倒れる練習」。何のことはない、静止した状態で自転車に乗せ、ペダルに足をかけさせて父ちゃんが自転車を持つ。そして1,2,3の合図で右や左に自転車を傾けると、反射的にペダルから(倒れる方向の)足を外して着地する。これを5-6回連続で繰り返す。最初は「さー、こっちに倒れるよ」などと心の準備をさせてから、慣れてきたら「どっちに倒れるかなー」と言いながら、自分で判断させる。こうしてとっさの時の反射神経を磨く術なのだ。
5分ほどして次はレッスン2。今度は実際に自転車をこがせるのであるが、一応ハンドルを持ってやりながら付き添ってあげる。一回りしていったん休憩。
ややの時はこのレッスン2に結構時間をかけた。だんだん持ってあげる時間を短くし、自分でこがせるようにするのである。最後のレッスン3が仕上げで、静止している状態から自分でペダルをこがせるのであるが、ここまで来るには普通は結構時間がかかる。ややはレッスン2の間に何回か転んだ(それでも1日でレッスン3をクリアして乗れるようになった)。
ところが、えゆの場合はレッスン2を一回きりやってこちらが小休止していると、待ちきれないのか何やら自分でペダルをこぐ姿勢で奮闘していた。「まだ早いぞ」と思いつつも「やってごらん」と指示(何と単純明快な!)すると、あらあらびっくり!もう自転車に乗れているではないか。それもフラフラっと危なっかしい感じではなく、ペダルをスイースイーっと慣れきった感じでこいでいる!これには父ちゃんもややもびっくりして口をポカンと空けて傍観するばかり。
本人は「何でそんなびっくりして見ているの」とでもいう風な表情でいたってクール。驚くコーチの我々の周りを2-3周してからぴたっと止まったそのポーズは決まっていた。早速えゆに「どこで自転車練習したの?」と聞いてしまった。
それから急に天気が悪くなって雹や霰が降ってきた。公園の屋根付きすべり台で雨宿りしていたものの、雷までゴロゴロ鳴り始めたのでいったん退散。
夕方になり晴れたので今度はかゆを中心に特訓開始。もう1台の自転車の補助輪をとり、こちらを「応用練習用」としてえゆにあてがい(でも一発で乗れてもうサイクリングしている!)、先に使った自転車にかゆを乗せて例の如くレッスン1を始めた。実はこの自転車ピンク色で女の子用なのであるが、ちょうど7年前の4月にややが初めて練習した自転車である。当時被っていたてんとう虫のヘルメットも今回えゆに着用させた。
かゆの場合は何となくえゆよりも時間がかかりそうな気がしたのだが杞憂に終わった。全く同じパターンで、レッスン2を1回やったらすぐに自分でペダルを(少し恐る恐るであるが)こぎだし、レッスン3を瞬く間にクリア!
これで二人とも自転車に乗れるようになった。練習の所要時間は5分くらいであった。教える方もこんなに楽なことはない。
さ、来週はサイクリングに行こう!長距離はまだ早いかな、、、
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