というタイトルの通り、今日はどんぐりの姉の合格記念日となった。先に「初雪の日の怠け者ちゃん」というタイトルで解説した通り、いよいよ今年は進路決定の年であるが、今日の昼過ぎになり郵便受けを開けると第一志望校からの合格通知が入っていた。
ま、「怠け者ちゃん」事件があったとはいえ、何となく受け入れられるという予感がしていたが(「怠け者ちゃん」という表現が校長先生に相当なインパクトを与えて覚えていてくれたおかげという説もあるが)、これで確かなものとなったのである。家族一同ほっと一安心。9月の入学までまだたっぷり時間がある。
怠け者ちゃんは4年になってから大分頑張ったようで、成績はさらに良くなっていた。といっても家で勉強などしている姿は、殆ど見たことはないが(補習校の漢字再検定の猛特訓を別として)。コメントにも「怠け者ちゃん」の文字はなかった(表現が変わって「せっかく授かった能力を最大限発揮しなさい」という文はあったが)。ポーランドの成績もカウントされていて「大変良い」だった。不思議なことに日本語も「大変良い」というコメントがあった。これは恐らく担任の先生の勘違いであろう(補習校の成績を小学校にも提出しているわけではないので)。結構いい加減である。でも好意として受止めておこう。
合格までの道のりを少し詳しく解説すると:
この学校は他校よりも選別が早い時期に行われる。昨日が願書提出の期限だった。他の学校は大体来週以降から面接・願書提出を行うことになっている。
願書と最終学年の通知表を昨日事務局に持って行ったばかり。他の書類は昨年12月の面接時に渡してある。
ところで、最終学年の通知表が小学校から渡される日も昨日(!)。つまり昨日中に小学校から通知表を受け取り、その足で志望校に願書(これも入力済みのものが学校から手渡される)と共に持っていくのだが、通知表の類は大体朝から渡されることはなく、帰りにもらうもの。一方、志望校の事務局は午前中までで終わりなので、普通のやり方では願書提出が間に合わない(=すると自動的に不合格!)。そこでここの学校を志望校とする児童は小学校側に頼んで1日早く通知表を用意してもらうことになった。つまり、一昨日の午後に通知表をもらっていたのだ。
願書&最終学年の通知表の受け取りから合格通知発送までほとんど1日もかかっていない(受け取ったその日の夕方には郵送していたはず)。ということは、事前の書類選考でほぼ選別は終わり、後は面接を受けた子供の願書が実際に来たか、3学年の通知表から著しい乖離がないか(成績が極端に悪くなっていないか)のみチェックされるようである。
万が一合格していなかったらどうなっていたか:願書は学校毎に用意するのではなく、市から発行される共通の様式で、一人に一部づつ「支給」される(通知表と一緒に配られる)。この願書を志望校に持っていくのであるが、不合格になったら次を探さなければいけない。面倒くさいことに、新たに願書が作成されるのではなく、(落ちた)志望校に持っていった願書をいったん取り返しに行くのである。そしてそれをまた次の志望校に持っていくのである。通常の学校は来週から早速受付開始なので、面接のアポ取りから始まって非常に慌しかったであろう。
それにしても10歳で進路選択というのは結構シビア。この時点で(小学校4年で)成績が悪いともう将来の大学進学はあきらめざるを得ない。成績表に進学校の「推薦」欄があり、学校側が記載しているのであるが、実科学校を推薦されていると正直ギムナジウムには入れてもらえない。勿論、大学進学だけが道ではないのだが。
いやはや、姉は取り合えず進路が決まったが、お次はどんぐり達の幼稚園選びがやってくる。今年も忙しくなりそうである。